- はじめに
- ライブラリバージョンアップしたけど切り戻したい
- npm installが失敗する場合
- 他人が変更したライブラリの修正をinstallできない場合
- なぜかgitのブランチ切り替えができない場合
- さいごに
はじめに
こんにちは。エンジニアの仕事をしている、たかふみです。
今回は、npm
を使用していると、よく躓く、エラーの対処方法のTIPSについてまとめます。
ライブラリバージョンアップしたけど切り戻したい
npm
のライブラリをバージョンアップさせたけど、エラーが起きて動かないから、やっぱりバージョンアップをやめたい場合の対処方法です。
git commit
前でしたら、以下のファイルの修正を破棄してください。
git にpush
してしまった場合は、リバートかけてください。
pacage.json pacage-lock.json
ライブラリの設定を戻したら、npm
ciでライブラリをnode_modules
にインストールし直し、キャッシュクリアしてから、npm run dev
などで、ビルドを実行してください。
これでライブラリのバージョンがもとどおりになったのではないでしょうか?
# node_modulesへライブラリをインストールし直す npm run ci # キャッシュをガベージコレクションする npm cache verify # ビルドし直す npm run dev
npm installが失敗する場合
npm install
が失敗する場合があり、これにはいくつか対処するパターンがあります。
依存しているライブラリが足らない場合
まず、自分がnpm
で何かライブラリをインストールする機会があって、失敗するパターンです。
その原因の多くは、依存しているパッケージが不足しており、不足しているパッケージをインストールしてから、再びインストールすると解決する場合が多いです。
原因不明だがインストールできない場合
ただし、ごくまれに原因不明だが、とにかくnpm
でライブラリをインストールできない。という場合もあります。
その場合の対処方法は、npm
のバージョンを切り替えると解決できる場合があります。
私のローカル環境のNode.jsは、バージョン16でしたが、Node.jsのバージョンを15に落とすとインストールできた場合がありました。nvm
などを使用し、npm
そのもののバージョンを切り替えてから、npm
のインストールが必要な場合があります。
他人が変更したライブラリの修正をinstallできない場合
他の開発者が、npm
でpackage.jsonにライブラリを追加したとします。
対象の修正を取り込み、npm install
すると、warningが多発しエラーになる場合があります。
その場合の対処方法は、ライブラリの再インストールを実行をすれば解決する場合が多いです。
# node_modulesへライブラリをインストールし直す npm run ci # キャッシュをガベージコレクションする npm cache verify # ビルドし直す npm run dev
どうしてもnpm installがうまくいかないときの最終手段
しかし、これでも正常にビルドされない場合があります。
その場合は、node_modules
と、pacage-lock.json
を削除してからインストールし直すと治る場合もあります。
ただし、これは最終手段です。pacage-lock.json
すると依存ライブラリが変わってしまう恐れがありますので、本番反映しているシステムで実行する際は要注意です。リリース前の状態でのみ実行をおすすめします。
# node_modulesへライブラリをインストールし直す rm -rf node_modules # パッケージのロックファイルを削除 rm package-lock.json # ライブラリをインストール npm install # キャッシュをガベージコレクションする npm cache verify # ビルドし直す npm run dev
なぜかgitのブランチ切り替えができない場合
gitのブランチが切り替えができない原因は、npm run watch-poll
などでリアルタイムビルドを実行中にブランチを切り替えると、エラーが出てブランチが切り替えられない場合があります。
ctrl+cなどで、リアルタイムビルドを中断してからgitのブランチ変更をしてください。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
JavaScriptを使用するフロントエンド開発者の方はnpm
をよく使用すると思いますので、npm
のエラーが出た場合の対処法を参考にして頂けたら幸いです。